「枠を超えて、笑顔を添えて。」
2023年度は、私たちにとって、奇跡のような1年間でした。エリアを超えた出会い、夢に向かう車両の寄贈。奇跡のような喜びごとが実現するたびに、2018年の活動開始の際に掲げた「食品ロス削減を通じて、お互いが支え合える社会」に近づいていると感じたからです。
私たちが集めた食品は、今までの配達エリアを超え、玉野市、備前市、和気町の多くの子どもたちに届けられました。また、兵庫県や香川県においても、私たちの思いに共感し、ともに食料支援をおこなう仲間づくりが実現したのです。3月には、ジャパンハーベスト待望の冷蔵機能付きのバンをご寄贈いただきました。これにより、新鮮な食材を、今まで以上に広いエリアで、より多くの食卓へ届けることができるようになりました。
一方、コロナ禍が収束してもなお、私たちを取り巻く暮らしは厳しさを増しています。行政機関からの食糧支援依頼数が例年以上に増加傾向にあるのです。私たちは、厳しい生活を送る人々に寄り添い、食卓に安心を与えることで、それぞれが自立した生き方ができるよう、最大限の活動を続けています。パートナー企業、支援団体、資金寄付者、ボランティア、これらはまさにジャパンハーベストファミリー。皆の揺るぎないサポートのおかげで、私たちの活動は成り立っているのです!
「私たちの国に栄養を」与えることに協力してくださるすべての方々に、心より感謝します。
深い感謝を込めて
理事長
成田 賢一